昨日、仕事の関連でジャワ島地震の被災地調査報告会に行ってきました。
直接、リウマチとは関係なさそうな話題なのですが
やっぱり地震の被害を大きくするのは住宅の耐震性だと痛感する内容でしたのでお知らせしておこうと思います。
5月30日の「住んでいる家は大丈夫?住宅の地盤について」で書かせてもらいましたよね。
ジャワ島地震で6000人以上もの方々が亡くなっていることを先日(5月30日)記述させて頂きました。
今回のジャワ島地震は、震源地付近のオパク川に沿った断層が動いたせいだったそうです。つまり活断層地震ですね。地震の型について知りたい方はこちら
でもその付近に活断層があったことをその付近の住民は知らなかったそうです。地震やその他の災害にもその付近の人たちはこれまで遭ったことがなかったそうです。
これは、リスク管理の不足の状態です。そういう場合は予期や予測ができていないので災害に遭ったときにどうしたらよいかイメージが出来て居らず被害を大きくする要因となります。
個人が自分の居住地域の地盤や歴史的背景を知ること、学習しておくことはとても重要です。
2004年12月26日、インド洋大津波が起こりましたがそのときはスマトラ島沖アチェ州だったのですが、同じ国で起こっても全然場所が違うときっと「対岸の火事」つまり人ごとなんでしょうね。
それから今回の地震は、震度にして5弱から5強くらいの場所でも住宅が全壊しその下で死んだ人が多かったようです。
インドネシアでは、住宅はほとんどの人が自分たちで作るのだそうです。ですから建築の知識があって建ててているケースは少ないことが考えられます。
それから、法令に基づいた建築基準なんて言うものはないので耐震性が問われる建物が多い。
壁に使うコンクリートも不足しているので、砂や砂利を使うことも多いようです。
そして鉄筋コンクリート柱(RC柱)がたっていても、屋根と連動してないものが多いようです。
ということは・・・
柱が揺れて、壁が崩れ、そして屋根がどすんと落ちます。
今回の地震では5時56分に起こりましたが農村地域なのでこの地域の大人は既に起きていた人が多かったそうです。被害にあったのはまだ眠っていた子供達だったそうです。
建築知識がないのでまた同じような家を建て同じことが繰り返されてしまうおそれがあります。
日本には、現金支援をすることも重要なのですが、同時に建築をはじめとする技術支援、災害への備え方を教育する活動が求められていると思いました。
またまたしつこいですが
災害(地震)への備えチェックリストはもうお済みですか?コメントが加わりイラストが変わり楽しんでもらえるようになりました。
是非、何度も繰り返しチェックしてみてください。
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