きょうは転倒についてお話しします。
転倒とは「同一平面上でバランスを失い、倒れること」と定義されています。
わたしも近頃なんでもない平坦な道でつまづいたりというのはよく経験します。
きっと足を挙げているつもりで挙がっていないのでしょうね・・・
実は転倒するときと言うのはスッテンコロリンと転倒するのではなく、つまづいて起こることが多いらしいのです。しかも戸外よりも家の中で転倒することが多いというのも驚きの事実なのです。
転倒のあと起こることで最も心配なのが、大腿骨頸部骨折や脊椎圧迫骨折、上腕骨や橈骨の骨折です。
骨折すると日常生活が不自由になるばかりでなく、生活の活動レベルが下がります。
また、転倒後症候群ということばがあるのですが、一度転倒するとその後歩くことに自信を失い不安になったり歩くのがおっくうになったりすることをいいます。
骨粗鬆症について以前書きましたが、骨は歩いて作られるので歩かないで療養しているあいだに骨が弱っていくことになります。
そこで普段できる転倒予防に効果的な体操(といっても難しいものではありません)をお知らせします。
これは足の屈伸です。少しだけ足を開いて少しだけ膝を曲げましょう。膝の悪い人は無理をしないでくださいね。
どこかつかまりながらおこないましょう。
次に、片方の足のかかとを地面につけ足先を上に挙げます。つま先も上に挙げる気持ちで行うとよいでしょう。これも無理をしないようにしてくださいね。
これは、足を側方に少し挙げている写真です。
体のバランスを崩すと行けないのでこれもどこかにつかまりながら行いましょう。
このほか、足踏みも効果的です。その場で足踏みをするとき少しいつもより足を上に挙げるようにしましょう。
ちょっと時間があるときにやってみるようにしたら足の筋力もつき、バランスを保つ練習にもなると思います。
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