わたしは病院勤務を離れてもう10年近くになります。
病院にいた頃は私は自分で言うのもなんですが注射は上手な方でした。でもときには失敗して患者さんに痛い思いをさせることもあり、そういうときは本当に心が痛みました。
看護師っていう職業は、治療や検査のためとはいえ人に針を向け傷つけることを許されている数少ない職業です。
どうやったら患者さんの採血に失敗しないか?
患者さんに安心して採血を受けてもらえるか?
だれか良い方法があったら教えて欲しいと思います。
食後、新米らしき看護士さんがやってきた。
「明日の採血は私の担当なんです~。失敗しないようにがんばりますので採血部位の下見をさせて下さい!」
これまで採血は左腕の肘の内側でお願いしていたが、点滴ルートの関係で明日はこの位置を使えない。右腕の肘の内側は静脈がぜんぜん見えてないし。右手の手の甲の静脈が採血し易そうだったので「ココでお願いします」と頼んだ。
Hp URL http://www.ee.e-mansion.com/~folium/index.html
このやりとりっていいですよね。
看護師の採血に取り組む姿勢、患者さん側の依頼の仕方 こんな風な診療場面は当然だ!とお思いの人も居られるでしょうが臨床ではなかなかこのような双方の態度も難しいものです。
自分も看護師だから思うのですが
看護師はこんなに毎日採血で人々を苦しめているのですから(もちろん必要な治療や検査のためですが)
何か工夫をすべきと思います。失敗しない方法を編み出すことも必要です。
たとえば
- 駆血帯の閉め方によって血管の見え方が違うのか?を探る
- 血管の見えにくい人の採血に成功したときの血管の位置を覚えておいて記録し次へ申し送る
など、現場の工夫もしてみてはいかがでしょうか?もう既にしているところがあれば教えてください。
それから、最近、静脈の位置がほぼ動かないことからセキュリティなどの面で生体認証に利用されるようになっています。
これを利用して、採血前に静脈の位置をスキャンして採血する
というような時代はこないでしょうか?
企業の皆さん、開発努力をしてください!
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