またまた長らく書き込みをお休みしてしまいました。いろいろ忙しくって・・・
ところで本日、私は学校で実施している健康診断を受けました。
最近の私は、コレステロールについて勉強していて「コレステロールは下げればよいわけではない」というお話しが気になりちょっと知識を深めようとしていますのでその話題に振れたいと思います。
最近、太り続ける自分に嫌気が差し、数ヶ月前から一念発起しけっこうストレッチ、ビリーズブートキャンプなど日々努力しているのですが、今日の健康診断では効果がないとはいえませんが「まだまだだなあ」と言う結果でしたね。
まだ血液検査等の詳細結果は後日わかるのでしょうが・・・。
わたしが研究所で実施している「まちの保健室」で出会う人々には毎日健康な生活を実践している人も多く居られます。
女性は更年期に入り閉経し、女性ホルモンの低下に伴いコレステロール値があがり、骨密度は下がりはじめます。
これは女性のライフサイクル上、どうしても多少仕方ないことですよね。
私のところに来られる多くの方は、抗コレステロール剤を服用されています。
でも私がいろいろお話を聞いていても健康志向の強い方々は、食生活、運動習慣にも問題が無く、生活で変えねばならないところはない人もいるのです。
そういう人でもコレステロールが基準値以上になったら抗コレステロール剤を服用されているケースもあり、「本当に薬の服用が必要なんだろうか?」と思ったのが調べてみようと思った始まりです。
いろいろ調べた結果、コレステロール値の基準値は各国で違うし、心筋梗塞が多い欧米よりも日本のほうが厳しい基準にしているということがわかりました。
それから、コレステロールを下げすぎるとがんや感染症を起こしやすくなると言うこともわかりました。
つまりコレステロール値が年齢と共に多少上がるのは自律神経の調節によってであり、身体の恒常性(からだを正常に保とうとする働きのことです。ホメオスターシスともいいます。人間の身体にはそういう調節機能があるのです)が働いているからだということです。ですから高すぎると言うこともないのに(それが自然なのに)下げてしまう事はよくないのではないかということです。
気になった方は「コレステロールに薬はいらない」という浜六郎さんの本を読んでみてください。
コレステロールもさすがに260以上くらいになると高すぎますが200~240くらいが長生きという結果も出ているようです。
ただしHDLコレステロール(善玉コレステロールと呼ばれている)やLDL(悪玉コレステロールと呼ばれている)、中性脂肪など総合的に見て評価したほうが良いとは思います。
この善玉・悪玉も大きな誤解を招いています。
HDLはコレステロールを末梢組織から肝臓へ運んでいて、LDLは肝臓から末梢組織に運んでいるので、LDLが多くありすぎると末梢組織つまり身体の血管壁にコレステロールを沈着させるという解釈からそう呼ばれるようです。
でも、コレステロールは、細胞膜を作る働きがあるので、LDLが不足すると身体の細胞できちんと膜が作れなくて感染症や癌を起こしやすくなるんです。だから悪玉ではないのですよ、ほんとは。かわいそうに濡れ衣ですよね。
わたしは住民の方々から健康相談をうける立場なので、中途半端に世間に拡がっている知識を鵜呑みするのは良くないなあと実感しました。日々忙しくてなかなか一つのことを調べたりするのも難しいのですが自分の健康指導を一生懸命聞く人にいい加減なことは伝えられませしねえ。
そうですか・・・とっても参考になりました。
私も、加齢と共に「コレステロール」が気になり、血液検査で神経質気味でした。
値が240以下なら安全圏と解釈してOKですね・・・悪玉コレステロールにも「感謝??」
「ホメオスターシス」初めて耳にする言葉ですが、またまた参考になりました。
有難うございます。
投稿情報: ピース | 2007年9 月 7日 (金) 18:22
こんにちは
「浜 六郎」先生の本は、私ファンです。
先生の本に出会ってから
患者は、医者まかせではなく、自分自身でも勉強しなくてはと、思うようになりました。
投稿情報: もんちゃん | 2007年10 月15日 (月) 01:12