最近、書店の店頭で「うつ」に関するよい本を見つけたので紹介します。
『「うつ」かもしれない 死に至る病とどう闘うか』 という 実際に多くのうつ患者さんを治療されている磯部潮さんというお医者さんが書かれている本です。
内容はとってもリッチですが結構すぐ読めますのでお勧めです。735円(税込み)というのもうれしいですよね。医学書って高いんですよ。そういう意味でもお得感ありです。
「うつ」という病を本当に理解したいなら是非この本を読んでください。
また、「うつかな?」と思っている人も読んでみてください。
この本は、患者さんだけでなくご家族の方にも読んででもらいたいです。それからうつ病の人に出会うことの多い看護や介護職の人々、会社の上司にも読んでもらいたいですね。
どういった内容が書かれているのか、簡単に紹介したいと思います。
この本は6つの章からなっているのですが、知りたい読みたい領域から読めばよいようになっています。
いま「うつ」で苦しんで居られ切迫されている方も居られるかと思います。そんな場合もこの本を一度読んでみてください。
なにかひとつでもふっきれるものがあればよいなあとおもいます。
一章 「うつ」とはなにか が書かれています。
→ 基礎知識を得たい場合はこちらです。
二章 「うつ」が長期化をもたらす要因が考察されています。
→ 長期化・再燃の心配をされているならこちらです。
三章 「うつ」と間違いやすく区別が困難な病気を示してしています。
→ 自分や周囲の人の症状が「うつなのかどうか」迷っている場合はこちらです。
四章 「うつ」の治療について書かれています。
→ うつの治療のことを知りたい場合はこちらです。
五章 「うつ」による自殺について述べられています。
→ 自殺の危険性を感じる場合はこちらです。
六章 人が自殺する理由についての作者の考察が述べられています。
→ 自殺をくいとめるきっかけ(難しいのですが)のヒントを掴みたい場合はこちらです。
この本は、著者の先生がこれまで精神科医として20年間培ってきた臨床経験によるもので、時には苦い経験もが書かれていて読者にとっては貴重な資料です。
わたしも「うつ病」に関してこれまでの知識が不足していたことを痛感させられましたし、なによりもうつと無関係な人はこの世に誰もいない ということを本当に思いました。。
今は明るく一生懸命仕事をして居る人も近い将来苦しい立場や気持ちになるかもしれません。
それからうつの人はほんとうに苦しんでいるのでその人々への対応をよく把握することが大切です。
うつのとき、本人は遊んでいても「楽しくない」のだそうです。だから遊べるなら仕事ができるだろうとか安易に考え、相手にそのような発言をするといけないのです。
なおっているからといって仕事に出て悪化することも多いそうです。
こういうう内容のこともたくさん記載してくださっているので自分や周囲の人に当てはまるようなこともあるかもしれません。
参考にして役立てることができる人がたくさんいるのではないかと思うので読んでもらいたいのです。
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