5月27日午前5時54分にインドネシアのジョグジャカルタ市の沖でマグニチュード6.2の地震が起こりました。死者はすでに5000人を超えており今後3ヶ月くらいは災害後の混乱が続くと思われます。
ジョクジャカルタ市の北方約30キロに位置するムラピ山はこれまでもずっと火山活動を続けてきたので今回の地震やその後の余震でさらに火山活動が活発化すると被害が拡大すると思われます。
今回もまた住宅家屋の倒壊が多くの被害者をだしました。
今日は住宅の問題と住宅についての必要な知識についてについておはなししましょう。
阪神・淡路大震災では、死傷者のうち住宅家屋の下敷きになったものが80%であったといわれています。
これは地震発生時刻が午前5時46分と多くの人が眠っていた時間でもあるからと思いますが住宅の耐震性や安全な場所で眠ることの重要性を語っています。
今回のインドネシアの地震も同じような時刻に発生しました。さらにインドネシアの住宅事情が被害を大きくしていたと思われます。
皆さん、ご自分の住宅は安全ですか?
揺れても何も落ちてこない、
倒れてこない場所で眠っていますか?
それから、地盤に関しての知識はありますか?
先日、わたしは住宅説明会に行ってきました。
いろいろ勉強になりました。
自分の家の基礎工事はどうなっているか知っていますか?
また、今後住宅を建築予定の方は是非今日のお話を参考にして下さい。
家の基礎工費というのは家を支えるために重要なものです。
ベタ基礎と布基礎という言葉を知っていますか?
ベタ基礎:名前の通りベタっと家の地盤を鉄筋コンクリートで固めることです。
布基礎:幅15cm高さ50cmくらいの逆T字の部分で支える基礎のこと
住宅メーカーさんは布基礎がつま先立ちなのに比べてベタ基礎はベタッと地面にしっかり足をつけている状態だとわかりやすく説明してくれました。
当然、しっかりしているのはベタ基礎ということです。最近は耐震強度に関心が払われ普通の家でもベタ基礎を採用するようになってきているがまだ布基礎の家も多いようです。
地盤が元々しっかりしている土地は布基礎でよい場合もあるようです。
地盤がよければよいのですがそれはどうやって見分けるのでしょう?
これは、第三者機関に住宅診断してもらうのだそうです。
住宅非破壊検査ってご存じですか?
住宅非破壊検査:何点か(4-5点)の地点を決めて波を起こしその伝播速度で地盤の強度を測定する方法
それからスウェーデン式サウンディング試験というのもあるそうです。
スウェーデン式サウンディング(SS)試験:土中に衝撃を加えて大きな岩など当たるものがないかみることや軟弱地盤を見つけることに役立ちます。
弱い地盤(軟弱地盤)とは、埋め立て地・盛土・造成地・斜面などです。
それから、その土地の歴史的背景を知ることが重要です。
歴史的背景とは過去その土地はどういう土地であったかということです。
たとえば谷であったとか、海や川であったとかということでもあります。
それはどうやって調べるのか?私はこれまで知らなかったけど聞いてきました。
役所でその土地の住所を言えば土地登記簿を見せてくれるそうです。
ご自宅や住もうとしている土地がもし軟弱地盤であったなら、強くすればよいと言うことです。きちんと検査して地盤の奥深くまで支柱を立てるような工事が必要です。
でもこれから住む人は弱い土地は避けれるなら避けたほうが安全ですかね。
それから地盤に関してはそこが活断層なのかどうかもチェックしましょうね。
これは生きている間にその活断層が動くかどうかちょっと賭けの部分もありますが
活断層がない場所には地震が起こりませんから(大陸自体がうごくプレート地震がおこったら別ですが)
また宣伝することになりますが、地震の備えチェックはもうお済みですか?
私たちが開発したシステムです。
一度診断してみてくださいね。
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