北朝鮮が打ったミサイル問題について毎日ニュースが報じられています。
本当に北朝鮮から攻撃されることはないのでしょうか?
それは、北朝鮮のみ知っていることなのでしょうか、いやもしくは北朝鮮すらどういう方向に持って行こうかはっきりさせていないのかも知れず、今後の情勢によるのかもしれません。いずれにせよこれまで保たれてきた平和の均衡が崩れ始めていますよね。
しかし、私が驚き、そして疑問に思いますのは日本とその国民である私たちの危機管理(リスクマネージメント)のとりかたです。
少なくとも私たちがいまどうすべきか災害看護の側面から考えたいと思います。
私の研究所の同僚が
村上龍の小説「半島を出よ」という本の話をしてくれました。
この本の内容は、
北朝鮮から9人の兵隊が攻めてきて福岡を占領し、さらに特殊部隊までが来襲し、それに対する日本の抵抗やその中で起こる出来事を描いたストーリーで、いまの日本を取り巻く国際情勢は、この小説をかなり意識させこの本を読んだ人はとても「恐ろしくかんじる」といっていました。
それからその日の私たちのお昼休みの会話は、日本国民ってどれだけ危機管理意識を持っているのだろうという話題になりました。
北朝鮮が7月5日に発射したミサイルは、スカッドもしくはノドンが6発、テポドンが1発だったそうですね。このうちテポドンは長距離ミサイルですので3500-6000kmも射程にはいるのだそうです。アラスカやグアムまでも届くそうです。
ミサイルは発射されて到達するまでに数分はかかるでしょうからその間に避難行動がとれるものなのでしょうか?
これだけ多くの報道がされているのに日本国民が万が一の時のためにどう行動したらよいかのかを語ってくれる人はほとんどいません。
大騒ぎすると北朝鮮の思うつぼになるから・・・というのもあるかも知れませんが
災害という側面で捉えると、どのように、どこに避難したらよいのかということをはっきり示すことも必要だと思います。
戦争による爆弾やミサイルから身を守るには、それらを防御できる頑丈な建築物のなかに逃げるしかありません。大都会は地下鉄やビルの地下街が有効でしょうが、郊外ではどうでしょう。地下のある病院や学校ならコンクリート(RC)鉄骨なので少しは安心できるかも知れません。
そのような安全な場所にどういう方法でどれくらいの時間で到着できるのかも普段からイメージして少し考えてみましょう。
次回には、リウマチの方々が災害時に避難するにはどうしたらよいかを考えたいと思います。
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