今日は、女性に多い尿もれや排尿のトラブルについてとその対処についてのお話しをしましょう。
尿のトラブルに関しては尿失禁(にょうしっきん)ということばを使います。これは、トイレ以外の場所で尿もれが起きてそれが問題となっていることを言います。
ある程度年を取れば多少あることですからそんなに気にするものでもない場合も多いです。しかし、日常でおこることですから予防できたり軽くなったりするともっと良いですよね。
尿失禁には大きく分けて4種類あるのを知っていますか?
腹圧性尿失禁:字の通りくしゃみや咳などでおなかにちからがかかるとおこる尿もれです
切迫性尿失禁:トイレに行きたいと思ったらもう出ている尿もれ
溢流性尿失禁:尿の出が悪く、また、だらだらでる
機能性尿失禁:トイレをする動作に手間取ったり、認知症などでトイレに行くことの認識や判断ができないため起こるもの
どれかあてはまるものはありました?
ではどうしたら予防したり軽くしたりできるのでしょう?
尿失禁を予防する体操があるのをご存じですか?
おしりをすぼめたりゆるめたりする体操を骨盤底筋体操といいます。
椅子に座っていても仰向けになっていてもできますよ。お尻の穴を閉じようとすると骨盤部分にも力が入りますよね。それです!
それからちょっと深刻に思っている人はノートに尿をした時間やそのときの尿が多かったか少なかったかなどを書き、予防的におトイレに行っておくなどしましょう。
尿の出が気になるから水分を飲まない等の行動はいけません。しかし寝る前にたくさん飲むとかアルコールを飲み過ぎるとかはさけたほうがよいですね。
パンツの上げ下ろしに手間取ると失禁の原因になりますから緩いゴムのもののほうがよいですね。
ティッシュペーパーをあらかじめ切って手に持っておくのも良いです。手が届かないと焦りますから。
尿もれ用のうすいナプキンがあるのでパンツに敷いておくと良いですね。安心感にもつながります。
尿もれは女性に多いんですよ。出産時に筋肉や神経に影響ありますし、膀胱や直腸の手術を受けたりしても起こりやすくなります。女性の方が男性より尿道が短いのでそれも一つの要因です。
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