4月5日のYahooニュースはAED(Automated External Defibrillator)が3種類あることによる弊害を伝えていました。AEDとは自動除細動器のことで心肺停止状態の人に施し生命を救うことができる機械です。従来、病院にあった除細動機に比べ扱いやすく一般住民でも使い方を学んだら簡単に操作できます。
アメリカなんかではすでに街に備えつけられています。心肺停止の人を見つけたらすぐ救命処置を施せば救命までにかかる時間が短ければ短いほど人命を助ける確率が増します。
かくいうわたしも1年半ほど前に...
JR尼崎駅ホームで人が倒れるのを見て傍へ駈けよると呼吸と脈がなくすぐ心肺蘇生を施し、5分ほどで蘇生に成功した経験があります。このとき思ったことはこのひとは私が元ICU看護師で私の前で倒れたから助かったのかもということです。
本来、市民一人一人がこの術を身につけていたら救える生命はあるだろうにと思います。この方には妻や子があり後日お礼を言いに尋ねてくださったときには本当に感謝されました。あのときのはやはり心筋梗塞だったということです。あれから治療され現在は仕事にも戻れているということでした。長い人生何があるかわからないしどういうことに出会うかわかりません。そう言うときにそなえておきたいものです。
ところでAEDのお話に戻りますがただでなくても緊急時に使うものですから機種によって使い方が異なるととまどいますよね。わが校では先日2種類のAEDを比べ実際にどれだけはやく作動ができるかを確認してみました。我が校のAEDは看護学部ではファーストセーブという機種でケア開発研究所ではLP500なんです。
結果はどちらも同じでとまどいはありませんでした。でもこれは除細動器の原理を知っているし除細動機に慣れていたからかもしれません。でも落ち着いて行動すれば音声で説明が聞こえるし押すボタンも一つしかないです。いざというときに慌てないことが大切です。
それにしても一般の人用なのですから使い方がわからなければ意味がありません。3種のAEDを売っている会社は販売競争よりもまず3種の機器の使用ボタンの位置や形状は同じにするべきですね。
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