同じ成分・同じ効き目で薬の価格が違う薬品があるのです。
高い方のお薬は、最も最初に開発された薬品です。
安いほうのお薬は、高い方のお薬が開発されて年月がたち(正確には特許の期間が満了し)、その薬の有効成分を他の医薬品メーカーが作ってもよいですよ!ということになり発売されたのが安いほうのお薬なのです。
患者さんにとっては毎日服用するお薬ですから安いお薬のほうがよいですよね。
医療費負担を軽減するということでこのジェネリック医薬品(後発医薬品ともいいます)は最近注目を集めています。
日本ジェネリック研究会が作成している検索ページで上記の写真のような「ジェネリック医薬品お願いカード」があります。
ジェネリック医薬品が使いたいけど口に出せないときはこのカードをDrに見せてスムーズにこの話題に持って行けるようにしましょう。
また、
「ジェネリック医薬品情報検索」でご自分のいま服用しているお薬にはどのようなジェネリックがあるのか、またどれだけ値段に違いがあるのかを調べることが出来ます。
調べ方は、先発品の名前を入力し検索するとその薬の名前が出てきますから、それをさらにクリックすると後発品が検索されます。
例)リウマトレックス と入力 → リウマトレックスカプセル2mg とでてきます。これをクリック する → メトトレキサートカプセル2mg「メルク」 がジェネリックとしてでてきます。
反対に
メトトレキサート を入力しますと リウマトレックス が先発品 としてでてきます。
皆さんも一度やってみてください。
いいことばかりだったらみんなジェネリックを使ってしまい、先発品を開発した会社は苦労して作ったのにどうなるのだろうと思いますよね。それからそんなにジェネリックはいいことづくめなの?と思いますよね。
後発品であるジェネリックは、先発品と同じ成分・同じ効き目ですがその臨床結果、特にくすりの安全性の結果がまだ十分にそろっていない可能性はあります。
そのために少し安いといっても大きくは間違ってはいないと思います。
しかし、後発品であるジェネリックも薬事法による規制をクリアしておりその品質が確認され販売されていることには違いありません。
ですから、先発品とジェネリックは
ご自分でよいと思う方をご自分の意志で選択してください。
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