最近、インフルエンザ治療薬のタミフル服用者の死亡例が問題になっています。これは、インフルエンザと診断され、商品名タミフル(一般名:オセルタミビル)を処方された患者さんが、突然の異常行動により死亡するというものです。しかし厚生労働省は、タミフルとの因果関係はまだわからないとしています。
これは、インフルエンザの症状の一つインフルエンザ脳炎(脳症)によっても、けいれん、麻痺、嘔吐、精神症状(興奮など異常行動)が報告されており、タミフル服用によるものなのかわからず調査結果でもいまのところタミフル服用例と服用していない例との脳症発症の差が見いだされていないためのようです。
しかしいずれにせよ突然に異常行動により命を失った人(若い人が多い)やそのご家族の思いはいかばかりかとおもいます。
報道では、お子さんなどご家族がタミフルを服用している場合には、目を離さず看護するよう伝えていますが限度もあるかと思います。目を離したすきに何かあるかと思うと神経質にならざるを得ませんよね。
目を離さず看病することに努める事は十分必要だと思います。
でも同様に、インフルエンザ脳炎にならないよう、解熱に努めてください。
熱が高くなることでけいれんや脳症を発症する可能性を高くします。
私は長くICUに勤務していたため40度を超す高熱患者さんをたくさん看てきました。冷やすのに効果的な場所は、前額部(ひたい)、首の後ろ、背中、そ径部(両股間)、脇です。この部分にアイスノンや氷嚢を置くのです。
ただし、必ず薄いタオルを巻き冷やすこと。
それから時々、冷やしている部分の皮膚を確認するようにしてください。凍傷になる可能性があります。
解熱剤の使い方もインフルエンザ脳炎などになっていると難しいです。ジクロフェナク(ボルタレン)を使用した場合の死亡例が利用しなかった場合に比べ数倍高かったと言う報告もあります。
とにかく早くから効果的に冷やしましょう。
それから飲めるなら水やアルカリイオン飲料(ポカリなど)などを飲ませてください。脱水症状になると余計に熱が上がります。飲んでくれるチャンスがあったときにはつめたーいものにしましょう。出来るだけ体温を下げるのです。
きょうは暗い話題になってしまいましたが、今朝、車窓から虹を見ました。あまりに美しいので思わず携帯電話で写真を取りました。ごらんくださいな。
先日 三重にてありがとうございました。
このページ楽しみにしております。
これからもお元気でご活躍されますよう
リウマッチャーにとって心強い神埼初美さん
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
投稿情報: ゆっこ | 2007年3 月 1日 (木) 19:06
ゆっこさんおたよりうれしかったです。先日は楽しいひとときでしたね。わたしも皆さんの悩みが直に聞けていろいろ学びがありました。今後ともよろしくお願いしますね。
投稿情報: 神崎 | 2007年3 月 2日 (金) 23:01